何でもアリだったアニメ銀魂

何でもアリだったアニメ銀魂

飛躍的な地位を獲得したアニメソングという分野

作品のタイアップになることでヒット曲となり、一躍トップアーティストの仲間入りを果たすという道筋は、音楽業界においてありふれたものだ。タイアップといってもそれが何かしらの利権などが絡まっている事も重々承知しているが、それもまた経済発展を促す遠因となると必ずしも害悪とは言えない。純粋に音楽を楽しむということをしても、お金の力が加わってくると何かと面倒なことになったりもする。消費者には良く存じ上げないことだとしても、そうした商業的活動によって色々な意味で日本国内でも確実に地位を手に入れていた。

しかしだ、90年代と2000年代とでタイアップに焦点を当てて話をすると外せないタイアップ例がある、それはアニメ主題歌に選ばれるということだ。もちろんこれまでにもアニメ主題歌を担当して来た例は数知れず存在しているが、過去現在まで見比べてみるとアニメソングに対する見方は恐ろしく変貌している。これまで発表されてきた音楽の数こそ何十万曲とあるが、その中には大ヒット栗を繰り出してミリオンセールスを達成するという作品も登場していた。90年代にも様々なアーティスト達がヒット曲を繰り出して現在までに語られる名曲として、ファンの心を捉えて離さないもののそれでも現在のアニメソングと、90年代のアニメソングとでは取扱われ方がまるっきり違う。その差異を端的に述べるのであれば、メジャーかマイナーかということだ。

90年代は後者、つまりあくまでアニメを盛り上げてもあくまで歌手が売れるための土台としての扱われ方だ。それに対して2000年代に突入すれば歌手だけでなく、同時に作品の知名度も軒並み増して文化の一種という扱いを受けられるようになる。個人的には純粋に喜ばしいことだと思う、ただアニメの主題歌が好きというだけでかなりな偏見をもたれるからだ。勿論今もそれはある、中には徹底的に否定し、さらにはこちらの価値観さえも根幹から崩しに掛かるといった無粋な輩がいたほどだ。その時は肉体的にも精神的にもかなり追い込まれるような暴言・暴行といったことを働かれたこともあったが、現在ではむしろアニメ主題歌のタイアップにすることで人気アーティストの仲間入りを果たすといった業界模様も出来上がっていった。

基本的にアニメ主題歌はタイアップとなっているため、作品をイメージしたようなものが曲として採用されやすい。それこそつり合わせなければ、作品の世界観を傷つけてしまうことになり、逆に作品の楽曲があまりヒットしないということも度々ある。ただ作品にあっていれば売れるという確約がなされるわけではないため、後は世間でその楽曲が受け入れられるかどうかというのもある。

世界観にあっていることが条件となっていると話したが、中にはどう考えても世界観にそぐわないだろう、というよりむしろ今になって考えればこの作品の場合、主題歌で語られている曲調と歌詞がどうにもつり合っていない、詐欺のように感じられる。あくまで個人的な感想だ、作品に対して嫌悪感をむき出しということではなく、むしろ過激なネタを連続して使用しては問題を起こすも、大きい子供たちには大変評判の良かったアニメ『銀魂』で使用されていた楽曲は、ある意味で話題を当てられる焦点が違っているかもしれない。

銀魂は人気だけど、主題歌に関しては

アニメ銀魂といえば既に放送が終了しており、現在はCSのキッズステーションにてリピート放送されているものだ。この作品はアニメそのものの放送は2006年から放送され、何度か放送が休止する事は有ったが、最終的に2013年まで放送されていた作品となっている。こうしたところから見ると人気だったのだろうと思うかもしれないが、おおよそ見ている人の大半が思う事は、『本当にこの作品はありなのか?』ということだ。

確かに銀魂はアニメとしても人気はあったかもしれないが、いやあったからこそ全部で265話という長い話数が放送されたのだ。面白いと好評を博していたと思いたいが、この作品については賛否両論といった感じで意見が色々と分かれている。

初め、放送開始当初時においては放送時間が19時というゴールデンタイムから放映されていた、元々週間少年ジャンプで連載されているとあって作品を良く知らない親御さんなども沢山いたことだろうが、放送が進むにつれてこんな作品は放送するべきではないという苦情が出始めてしまう。そうしてゴールデンタイムの時間から18時台のアニメ作品のぶんるに分けられるようになった。しかしそうなってもアニメに対して受け付けられないという意見が集中する。

どうしてか、その理由を挙げてみると、

  • ・下ネタを堂々と作中で連発する
  • ・きわどい時事ネタを持ち込んでは、遠慮なく作品を盛り上げるために利用していた
  • ・本来見せるべきではないシーンなども連発する
  • ・放送禁止用語に抵触しないが、かなりきわどく言葉で

これだけをみてもらえれば分かるとおり、アニメという文化作品は基本的に子供を対象としたものなので、それにあわせた放送にしなければならない。そう考えると、遠慮無用に下ネタを、本来テレビ局の通常メディアなどでも扱いづらいネタを平然とパロディとして放送するスタイルに反感は集まっていった。

世界観にあっているかと聞かれるとかなり微妙なところ

アニメ銀魂は筆者も視聴していた、というより今もたまに個人的に好きだったエピソードを中心に見ている。単純に扱っているネタが面白すぎるというのもあるが、これほど爽快にありとあらゆるネタを織り込んでいると面白すぎると思ってしまうからだ。

当然テレビで放送されていた作品だったため、アニメ主題歌となる楽曲もOPとEDも歴代で数々のアーティストが担当する。しかし、作品の世界観があっていることを前提にした楽曲というコンセプトから考えると、どうにもその根本的なところから逸脱している、というより銀魂という作品が規格外すぎたのかもしれない。作品がアニメだろうとヒットすればいいと思われるものだが、この銀魂に限ってはどうしても楽曲との釣り合いが取れていないと感じられるからだ。ただそれでも名曲と呼ばれる作品も登場しているので、そうした点も含めてここからはこれまでアニメ銀魂にて放送されていたOP・EDを筆者独自の視点から紹介していこう。

カラオケヴォーカルレッスン

    アニメ銀魂のOP・EDを担当したアーティストを厳選紹介